日本市場 まとめ
4月14日の東京株式市場において、日経平均株価は6日連続で上昇し、1ヶ月ぶりの高値を更新しました。この上昇は、ファストリが業績予想の上方修正を発表したことにより、米国の株式相場の上昇もあり、投資家心理の支えになったためです。ただし、日経平均が2万8500円を超えたところで売りが出たため、投資家は様子見を余儀なくされました。この日の東証プライムの売買代金は、概算で2兆9323億円と高水準でした。楽天グループやサイバー、味の素、キッコマンが上昇し、一方でシチズンや東宝、川崎汽が下落しました。
米国市場 まとめ
4月14日の米国株式市場において、ダウ平均株価は前日比143ドル22セント(0.4%)下落し、3万3886ドル47セントで取引を終えました。FRBのウォラー理事が一段の利上げに前向きな姿勢を示したことから、利上げ長期化による景気冷え込み懸念から幅広い銘柄に売りが出ました。また、同日発表された決算が好調だった銀行株には買いが入りました。3月の小売売上高が市場予想を下回ったことから、消費が下振れし景気が減速するとの見方も売りにつながりました。ナスダック総合株価指数は、前日比0.4%下落しました。ハイテク株比率が高いナスダック指数では、新興EVのルーシッド・グループや電気自動車(EV)のテスラ、動画配信のネットフリックスなどが売られました。一方、金融のJPモルガン・チェースは7%以上上昇しました。
ワンポイント
気がつけば再び日経平均株価は28,500円!日本市場は相変わらず方向感がないのですが、米国市場は下に落ちそうな気配が漂っていますね。